映画『メン・イン・ブラック3』超人気シリーズ第3弾は、期待通りのデキでした!!

 

 

今回は、MIB1作目のわざとらしい作り物のトンボの飛行や2作目の吊り下げ糸の見えるUFOなんかの人を喰ったようなお遊び心満載のオープニングは作り手の方がもう飽きてしまったのか、普通に始まって少し寂しい気もします。

 

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10年ぶりのMIBシリーズ第3作です。1作、2作の面白さが全くパワーダウンすることなく3作目に引き継がれているばかりか、後半ではエージェントJ(ウィル・スミス)の生い立ちやエージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)が何故寡黙なのかの原因が明かされています。

 

エピソードとしては1作、2作とも独立していますが、3作目までの文脈は連続しています。したがって、1作目から観直しておくと本作をより一層愉しめることになります。


物語は、月面のルナマックス銀河系刑務所から、凶悪犯のボグロダイト星人ボリス(ジェマイン・クレメント)が脱獄するところから始まります。

 

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ボリスは地球に降り立ち、かつて片腕を失い逮捕される原因となったKをタイム・マシーンで過去に遡って殺害しようとします。

 

一方、JとKの二人は地球の平和を守るため日々奔走していましたが、ある日突然、2人はエイリアンの襲撃を受け、激しい攻防の中、Kはボリスと再会しますが、ボリスは「お前は過去で死ぬ」という言葉を残し姿を消すのでした。

 

Kの態度が腑に落ちないJは本部に戻りデータベースで1969年に起こった出来事を調べ、「1969年7月16日、フロリダ州ケープ・カナベラルにてKがボリスを逮捕」「その際、ボグロダイト星人を殲滅する武器を入手した」という情報を得るものの、それ以上は機密扱いされていました。

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Kは逮捕時にボリスを殺さなかったことを悔やみながら自宅に帰りますが、一切の痕跡を残さずに忽然と消えてしまいます。そして、JはエージェントO(エマ・トンプソン)の時空断裂とタイムトラベルの説明を受け地球に迫る危機を知って、歴史を修正し世界を救うため電気店経営の男を訪ね、ボリスと同じ装置でKが殺される前日の1969年7月15日にタイムトラベルします。

 

ボリスを探してコニーアイランドを訪れたJは、そこで29歳のK(ジョシュ・ブローリン)に出会い、ともに手がかりを探すことに。ボウリング場、さらにアンディ・ウォーホルのスタジオ「The Factory」を訪れ、そこでアークネットと予知能力をもつ宇宙人・グリフィン(マイケル・スタールバーグ)と出会います。

 

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グリフィンの母星はボグロダイトに滅ぼされており、地球が同じ運命を辿らないよう警告される。JとKはシェイ・スタジアムでグリフィンからアークネットを手渡され、6時間後に発射されるアポロ11号に取り付けるよう指示を受けます。

 

ケープ・カナベラルに到着した3人は不審者として軍隊に拘束されますが、グリフィンの予知能力を垣間見た大佐(マイク・コルター)によって解放され、JとKはロケット発射台で、それぞれ現在のボリスと1969年のボリスと格闘します。

 

Kは1969年のボリスの片腕を凍らせた上で叩き割り、アークネットをロケットに取り付けることに成功します。アークネットは宇宙空間で展開され、現在のボリスはロケットのブースターで焼死。発射台から戻ってきたKを大佐が出迎えますが、1969年のボリスが突如現れ、大佐を射殺してしまいました。Kは即座に反撃し、今度は逮捕せずに撃ち殺しました。

 

大佐の息子・ジェームズ(カイエン・マーティン)が父親を探して来て、幼い彼がポケットから取り出した父親の形見の懐中時計を見たJは、このジェームズこそが自分だと気付きます。大佐の死を知らせたくないKはニューラライザーでジェームズの記憶を消し、彼の父親は英雄だと伝えます。

 

かくて、KやJのいる元の世界に平安が戻りました。

 

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MIBが関わる数々の事件は都市伝説にリアリティを与えるケースが多くて飽きさせません。街中に墜落した人工衛星や巨大怪魚にまつわる怪談など、背後にMIBの暗躍を匂わせる事件が観る者に膝をはたと叩きたくなる気分にさせられます。

 

ただし、その都市伝説があまりにも巧妙に描かれているためにユーモアと受け取らない人もいるか知れません。だからこそストーリーに強い説得力を持たせるので、現実を離れて空想の世界に入り込めることが出来る点こそ、MIBシリーズが強く支持されている理由なのかも知れません。

 

さらに、JとK、そしてエイリアンとのユーモアとウィットに富んだ会話が、このシリーズが永く人を惹きつけてやまない本当の理由なのでしょう。