2018年春ドラマはざっと数えて18本あります。さて、どれくらい追えるか解りませんが初回の視聴率が出たところでメモってみました。
なお、あらすじは公式HPや他のサイトに譲って拙い感想をるる述べてみました。
目次



コンフィデンスマンjp
フジテレビ、4月9日、月曜日、午後9時、初回視聴率:9.4%
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の仲良し詐欺師3人組が壮大なスケールで繰り広げ
るコミック調で、金の亡者達からあらゆる手段を使って金を騙し取る物語です。
長澤まさみ、東出昌大がコミカルに好演し、小日向文世が渋く支えています。
脚本が「リーガル・ハイ」の古沢良太で、テンポのいい会話と筋立てなのですが、旅客
機から非常口を開けてお金の入ったアタッシュケースを放り投げるところがいただけま
せん。飛行中に非常ドアは絶対に開きませんし、万一開いたら、気圧の影響で周りの人間
は立っていられなくって機外へ吸い出されてしまいます。
スパイ大作戦でもできないような、空港をロケーションしたり、けた違いのトリックを
仕掛けますが、これだけで、引いてしまう人も出てくるでしょう、が気にしない人に
とっては結構面白く観られるかも知れません。
フジテレビ月9ドラマとしては期待外れですが、火10ぐらいなら適当な気がしました。
シグナル 長期未解決事件捜査班
フジテレビ(関西テレビ製作)、4月10日、火曜日、午後9時、初回視聴率:9.7%
2016年1月に韓国で放送されたテレビドラマのリメイク版です。坂口健太郎の初主演で、北
演出が「安楽椅子探偵」「相棒」他でミステリーで数々の名作を残している内片輝の
ムード満載でした。
電池の入っていない廃棄の無線機から聞こえてきた過去からの音声に導かれて...な
ど、現実にはあり得ない設定ではありますが、リメイクに値するほど物語なのでしょ
う。今後の展開に期待感を持たせられました。
特捜9
テレビ朝日、4月11日、水曜日、午後9時、初回視聴率:16.0%
2006年からseason12まで続いた渡瀬恒彦主演の「警視庁捜査一課9係」の続編となっています。渡瀬恒彦の代わりに、5年前に退職した寺尾聰の宗方が班長として復帰し、これまたいったん退職した青柳の吹越満が復職して、警視庁捜査一課特別捜査班を里見浩太朗の神田川警視総監の肝いりで結成しました。このようにあり得ない人事、組織ですが、前作の多彩で魅力的なキャラたちやハートウォーミングな物語で独特の魅力をまんま引継いでいます。今どきの16.0%は立派なものでしょう。
なお、井ノ原快彦の浅輪は主任に出世しました。
正義のセ
日本テレビ、4月11日、水曜日、午後10時、初回視聴率:11.0%
吉高由里子主演で演じる阿川佐和子原作の検事ドラマ。キャストでは、今、旬の安田顕
以外にはこれといった大物はいず、急逝した大杉漣さんの代わりに寺脇康文が配されて
いるものの、吉高・安田コンビ中心のドラマでしょう。
第1話で気づいたのですが法廷の裁判シーンが1つもありません。都市部の検事には、
容疑者を調べる「捜査部」と、裁判を争う「公判部」があり役割分担しているものですが、ドラマではあまりそういう役割分担は見られません。法廷シーンが心理戦やどんでん返しなど、法廷ドラマの定番の見せ場としては非常においしい場面なので達者な吉高由里子の法廷シーンもみたいものです。
警視庁・捜査一課長シーズン3
テレビ朝日、4月12日、木曜日、午後8時、初回視聴率:12.7%
内藤剛志主演の警視庁・捜査一課長も3シリーズ目となりました。運転手付きの車を使
える警視庁の捜査一課長が、シューズカバーをつけて現場に入るという型破りな一課長
の事件簿ですが、このシーズンからは、脇を固めた管理官の金田明夫の続投はともか
く、いわくの斉藤由紀の降板の代わりとなって、谷中萌奈佳(やなか・もなか)の安達祐
実が登場してきました。運転手は奥野親道の塙宣之に代わりましたが、これからに期待
しましょう。
初回は出てきませんでしたが、さて「大福」に変わって「最中」が小道具になってきま
すでしょうか?
ラブリラン
日本テレビ(読売テレビ製作)、4月5日、木曜日、11時59分、初回視聴率:3.9%
深夜枠なのですが録画されてたので見ることになりました。
始まりは、
主人公南サヤカは15年間の幼馴染・鷺沢への片想いをこじらせた結果、30歳にして男性経験なし。「自分なんてどうせ」と恋愛から距離を置き続けてきた。そんなある日、目を覚ますと目の前には見知らぬ男が。訳が分からずパニックに陥るサヤカに対しその男は町田翔太と名乗る。町田の話によれば、ふたりは付き合っており同棲しているという。
凸凹にとりまして、中村アンさん、大谷亮平さんも知らず、おまけに記憶喪失という凸
凹が敬遠したいご都合設定なのです。こんなに美人のヒロインが、もてないなんてとケ
チつけながらも中村アンの熱演に引き込まれ、第二話までみてしまいました。ますます
面白くなって来たものの、視聴率は2.7%と思いのほか下がっていました。
中村アンはモデル出身の伸び盛りの女優さん、大谷亮平は人気ドラマとなった「逃げ恥」の準主役でこれからの役者さん、ビッグネームのいないこのドラマを
頑張って次のシリーズでは10時枠ぐらいにしてもらいたいものです。