2018年4月20日にオープンした近畿で一番新しい道の駅です。
道の駅のレポートでは、はてなブログの「おさんぽわんこ」さんにとてもかなわないのですが少し気になったものでレポートさせていただきます。
道の駅 「レスティ唐古・鍵」
所在地:田原本町大字唐古70番地の1
施設面積:約1,339平方メートル(道路休憩施設含む)
休憩施設:駐車場85台、トイレ男女38基
その他施設:歴史交流エリア、情報エリア、店舗(農産物、物販)、飲食店、キッズコーナー、授乳室、多目的室、展望エリア、EV充電施設



建物・設備が素晴らしい!
とにかく、新しいことはよいことで、特にトイレが清潔。全体的にも小洒落た雰囲気で、おしゃれな空間を目指しています。



西方を望む 唐古遺跡公園 左上方が若草山
見晴らしが残念!
奈良盆地で見える風景は、若草山、生駒山、矢田丘陵、二上山、葛城山、金剛山、大和三山、三輪山と挙げられますが、ここからはどれも中途半端な見え方しかできません。
奈良盆地の南西端の當麻寺あたりでも標高があるためか、奈良盆地北東端の若草山までまさに見渡せます。田原本の道の駅レスティ唐古・鍵は、奈良盆地のど真ん中にありながら、高さが十分でないのと、街中にあるために余計なものが見えすぎます。
二上山は、角度がきつ過ぎて1.5上山ぐらいにしか見えず、若草山はや電柱の間、大和三山は視界にに入らず、肝心の唐古遺跡も電柱越し、さすがに辛うじて葛城山と金剛山は雄大にそびえていました。



レストラン上り口 地産野菜コーナー 名物?目張り寿司、柿の葉寿司
レストランが残念!
この道の駅の売りはカフェレストラン・ベーカリー、唐古遺跡、地産食材の三本柱です。
バラエティー豊かなドッグサンドメニューをウリにしているみたいですが、遺跡を見に来る人に若い人は稀で、多くは熟年世代でしょう。その人たちは大口をあけてドッグサンドを食べるでしょうか。さすがに、地域色を加味したカレー、うどん、丼をその他メニューで入れているのは大正解。これがなければ、おじさんおばさんには食べるものがなくなってしまいます。
問題なのが、1階や2階のレストランのあちこちに、レストランのメニューが掲示されていますが、たくさんの美味しそうなドッグサンドのどれを選ぶか迷いに迷って、オーダーカウンターの前でメニューを告げると、本日のメニューはこれだけですとのことで、カウンターの横に掲示があって、選んだメニューは今日の提供メニューにありませんでした。それなら最初からあちこちに掲示しているメニューにも印をつけて今日食べれないメニューを表示すべきです。
飲食店の常識として、メニューやサンプルに提供できないメニューがあれば必ず注意書きをいれています。基本の基本なので、ここのレストランのシステムは、道の駅のレストランらしからぬプロの手が入ったかのような凝ったメニューだけに誠に残念です。
ここの隣が和食・麵処、向かいが柿の葉寿司ではどんなコンセプトのレストランにするか難しかったのかも知れませんが、いっそのことこのインテリアならイタリアンでも十分合いそうです。このドッグサンドのメニューを開発できるスタッフなら、魅力あるメニューも可能でしょう。
良かったのは、総菜系ドッグとスイーツ系ドッグの区分けと、嬉しかったのは、食べにくいので頼むとこころよく切って頂けたことでした。



レストランイメージ図 七つの楽しみ方 1F売店イメージ図
さすがに一番新しくできた道の駅です。設備は素晴らしく気持ちのよいものですが、今は、安くておいしいパン屋さんがあり、安くて美味しいレストランがたくさんあります。
ついでの食堂・パン屋ではもったいないし、地産の商品・食材はあってあたりまえ、魅力ある何かがないと、人は京奈和自動車道から降りてきてくれないように感じました。
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