映画『宇宙戦争』SFのレジェンドをスピルバーグが監督しトム・クルーズが演じます!!


この映画『宇宙戦争(War of the Worlds)』は、2005年のアメリカ映画で、スティーヴン・スピルバーグ監督、主演が、トム・クルーズの作品です。

本作はH・G・ウェルズの同名SF小説宇宙戦争』を原作としているだけではなく、1938年のラジオドラマ版や、1953年の映画『宇宙戦争』の要素を引用しています。

目次

 

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1.ストーリー

1)プロローグ

貨物港でクレーンのオペレーターを勤めるレイ・フェリエ(トム・クルーズ)は離婚して、ベイヨンで一人暮らしをしています。離婚した妻(ミランダ・オットー)がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られた子供たちであるロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を預かったのですが、彼らと良好な関係を築けずにいました。


2)侵略

ある日の朝方、レイは奇妙な稲妻が数十回も町の同じ場所に落ちる光景を目にしました。同時に町中の電気が供給されなくなり、家電や自動車の電池もほとんど機能しなくなりました。町が不気味な雲に覆われる下、レイが多くの野次馬たちとともに落雷した場所を見にいくと、地割れ、地響きと共に地中から巨大な三脚歩行機械「トライポッド」が出現し、光線兵器で次々に人々を殺害して町を破壊してゆきました。


3)逃避行

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なんとか逃げ延びたレイは、盗んだ車でレイチェルとロビーと共に町を出ましたが、すでにトライポッドは世界各地に出現し、侵略を開始ていました。人類は抵抗するもなすすべなく撃破されていき、逃げ場はなくなっていきました。

レイたちが乗っていた車は群集に奪われましたが、レイたちはハドソン川を渡るフェリー船に乗ることができました。しかしながら、船は水中から襲って来たトライポッドに転覆させられてしまいます。辛くも対岸に泳ぎ着いた三人は、トライポッドがいまや人間を殺すのではなく捕え始めた光景を目にするのでした。


4)危機

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人類の兵器や軍隊は「侵略者」に手も足も出ず、 海兵隊と一緒に戦おうとしたロビーも、侵略者が放った火炎攻撃の中で行方不明となってしまいます。レイとレイチェルは空き家の地下室に逃げ込み、先に避難していた救急車の運転士だったハーラン・オグルビー(ティム・ロビンス)と一緒になりました。

三人は、トライポッドから降り、地下室に入ってきて様子をうかがう侵略者達の姿を目撃します。侵略者が持ち込んだ赤い植物が、広がり始めました。外に出られない状況下でオグルビーは次第に錯乱して大声を出し始めたため、我が子の身の危険を感じたレイはやむを得ず彼を殺さざるをえなくなりました。屋外の様子をうかがったレイは、トライポッドが捕らえた人間の血液を吸い取り、赤い植物にまく光景を目撃します。


5)抵抗

その後、疲労のため眠り込んだ二人は侵略者たちに見付かり、レイチェルが捕まってしまいます。人類に対して無敵に思われたトライポッドでしたが、レイチェルを追って捕獲されたレイが、偶然入手した手榴弾数発を機内に入れると、その爆発で撃破されることもありました。レイチェルは、それまで軽蔑の対象でしかなかった父親に対して目を見張るようになりました。


6)終結

やがて活動を停止するトライポッドが発生し始めました。ボストンにたどり着いたレイは、赤い植物が枯れ、まだ動いているトライポッドがシールドを張れなくなっていることに気付きます。そのことを指摘された軍隊が対戦車ロケットや無反動砲で攻撃を仕掛けると、直撃を受けたトライポッドは簡単に撃破されていくのでした。

転倒したトライポッドの搭乗口の扉が開くと、無傷だが弱り切った宇宙人が出てきて、人々の目の前で息絶えました。彼らは地球に一般に存在するバクテリアに対する耐性がなく、感染して死に至ったのでした。

そしてレイとレイチェルは、元妻と彼女の夫、彼女の両親、そして生還していたロビーとの再会を果たしました。

 

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7)エピローグ

エンディング・ロールで流れます。

人類は、無数の死を積み重ねて、
この星で生きる免疫力を手に入れた
その特権が、奪われることはない
むだに終わった生や死は、何もないのだから


2.ラジオ番組『宇宙戦争

アメリカの映画監督、脚本家、俳優であるオーソン・ウェルズが翻案し、1938年10月30日にハロウィン特別番組として、アメリカのラジオ番組『マーキュリー放送劇場』で放送されたラジオドラマは、おそらく歴史上最も成功した作品だったでしょう。本作を含め、以後のメディアに与えた影響はかなりなものなので紹介します。

番組は、音楽中継の途中に突然に臨時ニュースとして火星人の侵略が報じられるという体裁になっており、物語の舞台は番組が放送されたアメリカ合衆国に実在する地名に改変されていました。この生放送は多くの聴取者を恐怖させ、実際の火星人侵略が進行中であると信じさせました。

侵略がフィクションである旨を告げる「お断り」が何度もあったと言われますが、そのうちの1度は放送開始直後、残り2度は終了間際であったため、その間、聴取者側から見れば、混乱と恐怖のための時間が充分残っていました。

番組の内容がウェルズの『宇宙戦争』であることに気がついた人や、番組内容の非現実的なディテールに気がついた人、他のラジオ局の放送内容と照らし合わせたり、新聞の番組表を見直すなど批判的な確認をして事実を掴んだ人もいる一方で、同じように番組を聴いていて混乱していた人に確認の電話をかけてしまった人など、偶然にも誤解を強めるような状況に遭遇してしまった人もいました。

ただし、このパニックについては、疑いも持たれていて、全国の警察に膨大な量の問い合わせの電話があったことは事実ですが、それ以上の行動が起こったという証拠はほとんどなく、実際のパニックはごく僅かなもので、当時まだ若いメディアであったラジオに対して、警戒心をあらわにしていた新聞がことさらにバッシングを行ったことが都市伝説化したものだとする説も有力でした。


3.エピソード

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1)旅客機の残骸

劇中に登場する墜落した旅客機は、元全日本空輸で使用されていたボーイング747SR(機体記号JA8147・1980年11月26日登録・2004年5月11日抹消登録)。ボーイングエアクラフトトレーディング社に売却され機体記号をN219BAへ変更した後、2004年秋に解体され、ANAトリトンカラーを残したまま撮影現場に運ばれて使用されました。現在もユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにて同機の残骸が展示されています。


2)大阪では

作品の中盤には「大阪では(トライポッドを)何体か倒したらしい」というセリフが登場します。これについて『映画秘宝』2007年8月号におけるインタビューでスピルバーグは、「大阪が倒せた理由? そんなの、日本人はアニメやオモチャでロボットに詳しいからに決まってるじゃないか!」と答えました。


3)トレーニン

ILM社による複雑なデジタル合成を含むシーンを撮影前にシミュレートする「プリビジュアライゼーション」の方法を覚えるため、スピルバーグは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にアシスタント・ディレクターとして参加ました。もっともスピルバーグが自分の映画でプリビズを使うのはこれが初めてではなく、前々作『マイノリティ・リポート』でもプリビズは多用されています。


4)ダコタ・ファニング

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レイチェルを演じた天才子役のダコタ・ファニングは、間違いなく、この映画に出てくるほかの誰よりも演技力がありました。

アイ・アム・サム』でのショーン・ペン、『マイ・ボディガード』でのデンゼル・ワシントンでさえ、彼女と競演すると食われてしまうのだから、トム・クルーズでは話にならなく思えていましたが、驚きです。タコみたいな宇宙人だとかはどうでもよくて、上映中、あの子役の中にどんな宇宙人が入っているのか、そちらのほうが気になってきました。


4.まとめ

レイチェルがやたら喧しいだけ、レイの反撃は手榴弾1発だけと酷評する声もありますが、原作に準ずる限り、侵略者は自然消滅することになる物語です。いつもスマートなトム・クルーズが逃げ惑う姿もそれなりでした。

新型コロナウィルスが席捲している今、この映画のエンドロールのように
「この星で生きる免疫力を手に入れ、むだに終わった生や死は、何もない」
といえる日が一日も早く来ることを願います。

 

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