映画『エンド・オブ・キングダム』さらにパワーアップしたクライム・アクション・ムービーです!!


この映画『エンド・オブ・キングダム( London Has Fallen)』は、2016年、ババク・ナジャフィ監督のアメリカ合衆国のアクション映画です。

目次

 

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1.制作

前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013年)は、同時期に同テーマの『ホワイトハウス・ダウン』も公開されましたが興行的にも批評的にもこちらに軍配が上がり、即続編制作にゴーサインが出た作品です。

エンド・オブ・キングダム』では残念ながらフークア監督は離脱してしまいましたが、シークレットサービス役のバトラー、米大統領役のアーロン・エッカート、そしてモーガン・フリーマンが続投しています。


2.みどころ

1)爆破・破壊シーン

この映画、序盤から盛大に銃撃戦と爆破のオンパレードです。ロンドンに集う各国首脳を狙っての大規模な同時テロが発生し、なぜかやたらと観光スポットが破壊されつつロンドンを未曾有の戦場へと変貌させます。その爆破ぶりの見事たるや、その威力は波状に広がり、衝撃波で周囲の建物の窓ガラスが粉砕するほどで、監督のババク・ナジャフィが爆破フェチかと思わせる描写がオープニングから堪能できます。

 

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2)アクション・ゲームさながら

前作同様ジェラルド・バトラーの独壇場です。撃つべし、刺すべし、殴るべしの三拍子で有無を言わさず敵をなぎ倒していく姿を次々に見せてくれます。なおかつカーチェイスも披露して、まさに大統領を護衛するシークレット・サービスのバトルスキルのオンパレードです。前作に同じくバトラーが、プロデューサーとしても名を連ねているだけに気合の入れ方がハンパありません。
終盤に展開される長回しの銃撃戦はまるで、ステージ攻略ゲームの様相まで呈していて、見応えもたっぷりになっています。

 

3.ストーリー

1)プロローグ

前作の北朝鮮テロリストチームの奇襲により、ホワイトハウスが文字通り崩壊してから2年。スパルタ感満載の殺傷能力を持った元特殊部隊員マイク・バニングジェラルド・バトラー)の活躍により、奇跡的に助かったアッシャー大統領(アーロン・エッカート)は、警護の任務に復帰したマイクとともに毎日ジョギングに励んでいました。マイクは第一子の誕生を目前にして、危険なシークレット・サービスを辞職しようと思いつつもなかなか決心がつきませんでした。

一方、ホワイトハウス襲撃と同じ年、中東の武器商人アーミル・バルカウィ(アロン・モニ・アブトゥブール)の邸にアメリカ軍のドローン攻撃が仕掛けられました。娘の結婚式が爆撃され、バルカウィは残った息子2人と復讐を誓うのでした。


2)同時多発テロ勃発

ホワイトハウスにイギリス首相の訃報の緊急連絡が入りました。警護の準備が間に合わないため、葬儀が行われるロンドン行きを止めようとするシークレット・サービス長官リン・ジェイコブズ(アンジェラ・バセット)の意見は無視され、大統領とマイクら一行はイギリスへ向かいました。

 

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葬儀に出席のため、世界各国から要人がロンドンに続々と到着しますが、同時に大規模テロ攻撃が開始されました。
まずは妻を伴ったカナダ首相のリムジンが爆発し、それを皮切りに、橋の上で渋滞に巻き込まれていた日本の首相は、トラックに乗った自爆犯の攻撃で橋が落ちて車がテムズ川に墜落、ウェストミンスター・アベイの塔から若いヨメと景色を見ていたイタリアの首相は、塔ごと爆撃を食らって即死しました。
テムズ河畔にマイボートを停め、葬儀に遅刻する気まんまんで追憶に浸っていたフランスの首相も、スナイパーの標的に、バッキンガム宮殿前の衛兵交代式を見学していたドイツの女性首相に至っては、衛兵と警備の警官に扮していたテロリスト一味に見学者もろとも蜂の巣にされるという、惨状となりました。


3)大統領受難

英国王室、英国軍、英国警察、英国情報部、さらには救急隊員に至るまで、すべての組織に大量にテロリストが潜入していたのです。

当然、アメリカ大統領一行にもテロリストの手が伸びていました。葬儀が行われるセント・ポール寺院に到着したマイクらの前に重武装したワゴン車が現れ、テロ警官もアメリカチームに向けて一斉に銃を撃ち始めたのです。

 

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激しい銃撃戦の中、大勢の一般市民を巻き添えにしつつ、車で逃走するマイクたちをパトカーが追いかけます。追跡してくる敵と銃撃戦を繰り広げた末、大統領専用ヘリコプターに乗り込み、空港へと向かいましたが、今度はロンドン上空にて、ビルの屋上にいたテロリストから、スティンガーミサイルによる攻撃を受けました。
留守を守る副大統領トランブル(モーガン・フリーマン)らはドローンの映像を見ていましたが、大統領のヘリコプターが墜落するのを映し出されました。

 

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操縦士とリンは死亡し、生き残った大統領とマイクの更なる逃避行が始まり、追っ手の追跡を受けながら、ロンドン地下鉄チャリングクロス駅へと逃げ込みました。


4)攻防戦

テロリストの攻撃によりロンドン中心部は停電となり、通信機能もダウンしました。ホワイトハウスにバルカウィからの脅迫メッセージが届きます。また、死亡した英国首相の検死の結果、体内から毒物が検出され、その死は、ロンドンに世界の指導者たちを集めるための罠であったことが判明してきました。

 

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バニングと大統領は、MI6のエージェントであるジャクリーン・マーシャル(シャーロット・ライリー)の隠れ家に到着します。彼らは、隠れ家に救出チームが向かっているという、トランブル副大統領からのメッセージを受信しました。

セキュリティカメラが武装した人影を映したが、バニングは、彼らが救出チームではなく、テロリストであることに気づきました。ジャクリーンはテロリストに通じている内部協力者を突き止めるために、スコットランドヤードへ向かい、バニングと大統領は、車に乗って米国大使館に向かいましたが、テロリストによって運転されていたゴミ収集車に衝突され、大統領はテロリストに拉致されてしまいました。バニングはデルタフォースとSAS混成の救出チームに合流することになりました。


5)大逆転

アミールの息子カムラン・バルカウィは大統領の処刑を全世界にネットで実況中継しようとしていました。その処刑の舞台となるビルをアメリカ政府が見つけ、バニングら救出チームは突入を決行しました。大攻防戦の末バニングは大統領を救出し、爆破寸前のビルから脱出に成功しました。

ジャクリーンは監視カメラシステムを復活させ、MI5長官がバルカウィに協力していたことを突き止め、追い詰めて殺しました。バニングが入手したバルカウィ側の衛星電話からアミールの正確な居所が判明し、トランブルは再度アミールにドローン攻撃を仕掛けて完全殲滅に成功しました。

2週間後、バニングは家に戻り妻と生まれたばかりの子供と過ごす。トランブルの演説がテレビに流れ、バニングは書いていた辞表を消しました。

 

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4.まとめ

近年の“リアル志向なアクション”というよりは、善悪がハッキリした昔ながらのヒーローもので、今度の舞台は前作のホワイトハウスから、各首脳が集まるロンドンになり、今回も空前のテロから大統領を守り抜きました。とにかく派手なロンドンの破壊ぶりや、バトラーのスーパーヒーローぶりも満喫でき、気楽に観れるアクション映画です。