映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』さすがのリュック・ベッソン作品です!!

この映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(Renegades)』は、リュック・ベッソン製作・脚本の2017年制作のアクション映画です。

原題の『Renegades(裏切り者)』が示す通り、軍の規律や法律に背いてナチスの金塊奪取作戦に挑む、頼れるリーダーのマット以下5人のネイビーシールズたちのお話です。

目次

 

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1.関連ブログ

ネイビーシールズ」については管理人が戦争アクション愛好家なので以下のようによく取り扱っています。
この組織「ネイビーシールズ」については次のブログの目次2.で詳しく説明していますのでご参照していただければ幸いです。

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2.「ネイビーシールズ」の登場する映画

この強度に訓練され、過酷なミッションにつくのが当たり前のスペシャリスト集団だけに、映画の題材としては美味しいもので、どちらかというとシリアスなものが多く名作といわれるものも数多くあります。

次のブログの目次1.で紹介していますのでもしよければ、ご参照願います。

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ご参考に

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3.ストーリー

1)プロローグ

1995年、紛争末期のサラエボ。“ネイビーシールズ”に所属するマット・バーンズ(サリバン・ステイプルトン)は、チーム1の色男のスタントン・ベイカー(チャーリー・ビューリー)、数学の天才のベン・モラン(ジョシュア・ヘンリー)、腕利きの調達屋であるカート・ダッフィー(ディアミッド・マルタ)、ジャクソン・ポーター通称JP(ディミトリー・レオニダス)は重火器のエキスパートのメンバーで構成されたマット隊を従えて、極秘任務を進めていました。

 

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2)大あばれ

マット隊の極秘任務の内容は、敵の将軍を誘拐する事でしたが、マットたちは敵の基地を爆破し、将軍を誘拐後に戦車を強奪します。マット隊を追ってきた敵の将校ペトロヴィッチ(クレーメンス・シック)の軍隊と、派手な戦いを繰り広げ、橋を破壊し逃走しました。

 

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作戦は成功しましたが、マット隊の上官であるジェイコブ・レヴィン少将(J・K・シモンズ)は、強引な方法を問題にし、マット隊は3日間の謹慎を言い渡されました。

 

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3)ナチスの金塊

マット隊はバーに繰り出した後、それぞれの休暇を過ごします。
イカーは、バーのウェイトレスのララ・シミッチ(シルヴィア・フークス)と交際しており、彼女の家で2人の時間を過ごしますが、そこへララの兄が仲間を連れて現れます。

ララを強引に連れ出そうとする兄と仲間に、ベイカーは立ち向かい、マットの協力を得て撃退しました。

兄の目的が、ララが隠している金塊であると聞かされたベイカーは、更に戦時中の1944年に水没した村には、ナチスがヨーロッパの各国から奪った金塊が総額3億ドルが眠っていると聞かされました。

イカーはララに「それさえあれば、戦争に苦しむ避難民を救うことが出来る」と懇願され、マットに相談します。

 

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4)搬出計画

マットは避難民を救う為に、金塊を運び出す決意をして作戦を立てました。

しかし金塊が眠る湖は敵陣のど真ん中にあり、巡回船が見張っている危険な環境にあり、水深45mの湖底から重さ27トンの金塊を運び出すのは容易ではありません。

またマット隊をペトロヴィッチが捜索しており、危険を察知した軍は、36時間後のマット隊の異動を決定します。

1度は金塊の輸送作戦を諦めたマット隊ですが、モランがある作戦を閃くのでした。

金塊を巨大な網で包み、パラシュートを取り付けエアーの力で浮上させ、水面に浮かせた金塊を輸送用のヘリコプターで運ぶ。減圧対策に、水没した村の教会にある鐘に空気を送り込み、休憩地点にして一気に作業を進める。というものでした。

そして、JPは輸送ヘリのパイロット、ジム・レイニー(ユエン・ブレムナー)を仲間に引き込みます。


5)湖の闘い

その夜、マット隊とララは湖底に潜り、隠されていた総額3億ドルの金塊を発見します。

計画通りに金塊を水面に浮上させる為の準備を進めますが、そこへマット隊の居場所を突き止めたペトロヴィッチが現れました。

ペトロヴィッチの手榴弾攻撃に、武器を持たないマット隊は対抗する手段がありません。

マット隊は手榴弾を避けながら、金塊を水面まで浮上させる事に成功させますが、待っていたのは対戦車砲弾を構えているペトロヴィッチでした。

マットは小型拳銃で応戦しますが、全く歯が立ちません。

勝利を確信したペトロヴィッチが、対戦車砲弾を発射させようとした瞬間、マット隊を迎えに来たレイニーの操縦する輸送用のヘリコプターの攻撃で、ペトロヴィッチが乗っていたボートが炎上しました。

 

6)エピローグ

マット隊は金塊と共に帰還しますが、レイニーにより、金塊輸送計画が全てレヴィン少将に伝わっていました。

 

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レヴィン少将はマット隊への怒りを通り越して呆れた様子を見せますが、彼らの避難民を救いたいという気持ちを理解し、金塊の半分はフランスへ返還し、半分を現金化してマット隊とララで六等分させます。

しかし、マット隊は自分たちの取り分もララに渡して、作戦成功の祝杯をあげるのでした。


4.みどころ

1)撮影

本作の撮影はドイツ、クロアチア、マルタ、フランスと4か国にまたがって行われ、軍事基地や戦車、戦闘機に至るまで、全て実物を使用しています。


2)訓練

マット隊の5人の俳優たちは、実際に元シールズのトレーナーから訓練を受けました。地上の何倍もの体力や時間を費やす水中での撮影のために、数週間の特訓をやり遂げて撮影に挑んでおり、本物ならではの迫力のある映像を描くことに成功しています。


3)アクションシーン

本作は様々に異なる状況で展開されるアクションシーンが特徴です。冒頭の街を破壊しながら展開される戦車シーン。中盤のヘリと戦闘機の息詰まる大チェイス。クライマックスの武器を持たない追い詰められた状況での、水没教会での戦闘などが見られます。


5.キャスティング

ほぼ無名の俳優揃いの映画ながら、気になった人がいました。

1)J・K・シモンズ

主役を張ることはありませんが、個性はだけに映画・テレビの出演が多い俳優さんで、中でも、2014年の映画『セッション』で鬼気迫る音楽教師を演じて、「2014年公開の映画の中で、最も記憶に残った演技」と絶賛され、第87回アカデミー賞助演男優部門にも初ノミネートされ、受賞を果たしました。
本作でも、その威厳は遺憾なく発揮され、余裕でコミカルな面も見せています。

 

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2)ユエン・ブレムナー

本作では、偵察時と脱出時のヘリコプターのコ・パイロットとして、無口で優秀な黒人パイロットの代弁者でコミカルな役割で出演しています。
個性的な脇役として、多数の映画・テレビドラマに出演してますが、2001年の『ブラックホーク・ダウン』で、やはり本作の役柄のように、ちょっととぼけた兵隊さんがお似合いの役者さんでした。

 

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6.まとめ

リュック・ベッソン制作、原案、脚本だけあって、今回も純然たるエンタメ路線です。
冒頭の戦車アクションに度肝を抜かれ、後半になってどんなアクションが飛び出すのかと思いきや、まさかの潜水宝探し映画へと針が振り切れるところは賛否が思い切り分かれでしょうが、あえてベッソン出世作グラン・ブルー』へのセルフパロディなのだと解釈し、ダイビング好きなベッソンとくれば、すんなりと飲み込むことができるはずです。