『西国三十三所』車で巡礼、古希まじかCOPDオジサンの旅!【紀行遍4・二十五、二十六、二十七番、番外】

さて、今回は、前回の西国三十三所巡礼最北地に続き、最西地の巡礼3寺と番外1寺にお参りさせて頂きました。

西国三十三所巡礼も4回目となりましたが、いまだに四国八十八ヶ所遍路の感覚が後を引き、追いかけられる様に風の如く巡っています。
もっとも、いつまでこのようなお参りができるかどうかの先行き不安と、とにかく満願まで、後は気に入ったお寺を再訪の始めた時の意識のなせる業でもあります。

目次

 

 

第二十七番 圓教寺

摩尼殿

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数々の映画作品の撮影舞台となった書寫山圓教寺西国三十三所最大規模の寺院で、樹齢数百年の樹木が生い茂る山内には、歴史ある建物が点在します。

書写山姫路市の西方に位置し、標高は371m。 書写山天台宗の三大道場のひとつで、森の深さと伽藍の壮大さから「西の比叡山」とも呼ばれています。


1.アクセス

所在地  兵庫県姫路市書写2968
電話番号 079-266-3327

拝観時間 ロープウェイの運行時間に準ずる
納経時間 ロープウェイ営業時間に準ずる

山陽自動車道 「山陽姫路西インター」から
東に5.5キロ

姫路バイパス「中地ランプ」から
北西に7.5キロ

中国縦貫道「夢前スマートインター」から
南に11キロ

書写山ロープウェイにて山上駅へ


1)駐車場

ロープウェイを利用する人のための無料駐車場(自家用車・観光バス用)が書写山麓駅横にあります


2)書写山ロープウェイ

片道600円、往復1000円、始発8時30分より毎時00・15・30・45分発です。
※曜日・季節により終発が異なってきます。

 

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2)入山料

入山時、山上駅から数十メートルの志納所にて志納金として500円をお納めします。


3)参道〜仁王門〜摩尼殿

ロープウェイ山上駅から摩尼殿までは、西国三十三観音像を配置した参道を歩いて約1キロ、15~20分の道のりです。

志納所前から摩尼殿の下まで、マイクロバスも運行していて、特別志納金500円で往復乗車できます。


4)境内図

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2.縁起

御本尊 六臂如意輪観世音菩薩  創建 康保3(966年)

ここ書写山圓教寺は、開基は性空上人で 九州の霧島山で修行した性空上人は霊地を求め、この地にきたところ、紫雲がかかっている書写山を見て、この山に入り康保3年(966年)に草庵を開いたとされています。
性空上人の名は、都にまで知れ渡り、花山法皇は二度、後白河法皇後醍醐天皇もこの寺を訪れたといわれています。
また、武将の信仰も厚かったようで、本多、松平、榊原の姫路城主の墓もここに残されています。戦乱の時代には、羽柴秀吉が2年にわたりここに本営をおき軍事拠点にしたそうです。
寺の格式も高く、天台宗の三大修行道場の一つに数えられています。


3.みどころ

駆け足で巡るにはもったいないモノやコトがあふれる施設内には、ゆっくりじっくり楽しめる配慮があります。

1)職人技の博覧会

境内は、大きく三つに分かれています。仁王門(におうもん)から十妙院(じゅうみょういん)までを「東谷」、摩尼殿(まにでん)までを「中谷」、大講堂や食堂、常行堂(じょうぎょうどう)から開山堂(かいざんどう)のある奥の院までを「西谷」と呼び、その風情はそれぞれで異なります。

ちなみにハリウッド映画「ラスト・サムライ」のエドワード・ズィック監督の心を一瞬にして奪ったのが、「西谷」でした。

 

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境内のあちらこちらで静かにたたずむ建造物や仏像。実はそのほとんどが、国・県・市いずれかの指定重要文化財です。まるで、職人技の博覧会のようです。

康保(こうほう)、安和(あんわ)、天禄(てんろく)、天延(てんえん)…さまざまな時代の職人たちが、その時々の最高かつ最新技術と知識を駆使して生み出した建造物や美術工芸品が一挙に見られるのも、書写山圓教寺の魅力の一つです。


2)精進本膳料理

しかも見るだけでなく、国指定重要文化財の壽量院(じゅりょういん)では、「圓教寺行事記」にある料理献立に基づいた『精進本膳料理』(5名様〜・要予約)を、幻の書冩塗りの器とともに味わえます。

「妙光院」「圓教寺会館」では宿泊が、「はづき茶房」では食事や休憩ができます。


4.四方山話

ここ書写山でびっくりしたのは、重要文化財の多いこともさることながら、景色も含め昔をそのまま受け継いでいるということで、たくさんの映画のロケにここをよく使われたということが実感できます。
これまでのロケ作品は『ラストサムライ』(2003年)、『武蔵 MUSASHI』(2003年)、『源氏物語千年の謎』(2011年)、『天地明察』(2012年)『軍師官兵衛』(2014年)、などで、ここなら特別なセットもなく時代劇が撮影できる訳です。

 

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第二十六番 一乗寺

三重塔

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一乗寺は、兵庫県加西市にある天台宗の寺院で、国宝の三重塔は平安時代後期を代表する和様建築の塔であり、国内屈指の古塔です。境内は、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られています。
中世には山内に真言律宗の有力律院も併設されており、宗祖の興正菩薩叡尊播磨国兵庫県)での布教活動の拠点とした他、真言律宗出身の真言僧で後醍醐天皇の腹心だった文観房弘真が仏門に入った地でもあります。


1.アクセス

所在地  兵庫県加西市坂本町821-17
電話番号 0790-48-4000

拝観時間 8:00〜17:00
納経時間 8:30〜17:00

阪神高速11号(池田線)で池田まで向かい中国池田で中国自動車道に入る。神戸ジャンクションで山陽自動車道に入り、加古川インターチェンジで出て一般道で一乗寺まで。


1)駐車場

駐車場は少し山中にありますが、片道2車線なので、そんなに難しい道ではありません。入場時に300円を納めます。

2)境内図

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2.縁起

御本尊 聖観世音菩薩  創建 白稚元年(650年)

この寺を開いたとされる法道仙人は念持仏、仏舎利と宝鉢だけを持ってインドから雲に乗って渡来したとされている伝説的な僧です。法道仙人は食べ物が欲しくなれば、宝鉢をとばして供養を受けたといわれています。
この神通力が都にも聞こえ、孝徳天皇の病気治癒祈願を行い、治癒の功績が認められて、勅願により白雉元年(650年)に創建したのがこの寺と伝えられています。ただ、創建年については大化5年(649年)とも白雉2年(651年)ともいわれており、明確ではないようです。


3.みどころ

1)三重塔

三重塔は平安時代末期、承安元年(1171年)の建立とされており、建築年代が明らかであり、日本最古の塔の一つです。屋根は上にいくほど小さくなるように造られており、三重の逓減率がかなり大きいようです。そのためか他に類を見ないくらい安定感のある優美な塔になっています。
この塔の建築様式に古代的な手法が見られるのと同時に、古代から中世への移行期の技法のあり方がうかがい知れるということから、建築史上著名であり、この「三重塔」は国宝に指定されています。

 

2)本堂

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内陣との間には格子の障壁が設けられています。内陣の宮殿には奈良時代前期の作品とされている本尊の「聖観世音菩薩」が安置されていますが、秘仏であり開扉時以外直接の拝観は出来ません。

金堂(本堂)天井には、改修前には多数の千社札がつけられていたようですが、改修後はこれらが見られません。「金堂(本堂)」及び本尊の「聖観世音菩薩」は共に重要文化財に指定されています。

 

 

4.四方山話

1)奥の院経由

一乗寺の本堂へは三重塔の横を過ぎ162段もの階段を登っていくのが一般的な道順ですが、階段を登らずに本堂へ行く方法もあります。

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2)先達とは

古来より巡拝案内、おつとめの導師などを勤められる方を先達様とおよびしています。巡拝を企画された方、自家用車で巡礼をされる方も現代では立派な先達様です。

あなたも先達様になれます。 札所会では現代にマッチした先達様を募集しています。ご家族や友人をお連れして再び西国巡礼に旅立ってください。

先達様の特典 (先達様に就任されるといただけるもの)
授与品 ◎袈裟 ◎頭陀袋 ◎軸装納経帳 ◎名札 ◎西国観音曼荼羅セット(八角形用紙による納経集成)の無料引換券
先達様と共に参拝された方へ詠歌護符の授与
札所会主催の行事案内

先達の資格
西国三十三所霊場を巡拝し、信仰心のある方

 


第二十五番 播州清水寺

大講堂

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清水・東条湖県立自然公園内に位置し、海抜500mの山上にあって、六甲の山並み、瀬戸内海、淡路島、明石海峡大橋、家島、四国等を見渡すことが出来ます。また四季を通じて、東条湖、立枕焼、篠山散策等を回遊して訪れる人が多く、春は、桜、こぶし、つつじ、しゃくなげ、クリンソウ、夏は、あじさい、せみしぐれ、秋は紅葉で、冬には、雲海が観られます。


1.アクセス

所在地  兵庫県加東市平木1194
電話番号 0795-45-0025

拝観時間 8:00〜17:00
納経時間 8:00〜17:00

中国自動車道ひょうご東条ICから車で20分 東条湖方面

1)駐車場

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登山道路入口で一人500円の入山料を納めワインディングロードを極めると大きな駐車場にでます。

2)境内図

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2.縁起

御本尊 十一面千手観世音菩薩  創建 推古天皇35年(627年)

インドから渡来した伝説的な僧、法道仙人が約1800年前にこの地を訪れ、鎮護国家豊作を祈願したのが始まりで、推古天皇35年(627年)に勅願により、根本中堂を建立したと伝えられており、これが、清水寺の創始とされています。

この地はもともと水に乏しかったのですが、仙人は水神に祈りを捧げたところ、霊泉が湧き出したといい、清水寺の名はこれに由来しているといわれています。

神亀2年(1725年)に聖武天皇行基菩薩に勅願、大講堂を建立して以来永く講経道場として重要な地位を占めたそうです。

明治末及び大正2年(1913年)の火災で全山焼失したことにより、現存の建物の殆どは大正から昭和にかけて再建されたものです。


3.みどころ

1)おかげの井戸

 根本中堂の左手裏50mほど離れた場所に「おかげの井戸」(左の写真)がある。

 この「おかげの井戸」は法道仙人が水神に祈りを捧げた結果、湧き出した霊泉で、清水寺の名前の由来ともなった由緒ある井戸とされている。「おかげの井戸」の周囲は木が生い茂って、薄暗い場所であり、井戸を覆っている覆い屋も古びており、何となく神秘的な雰囲気がある。

 

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2)清水寺登山道路

登山道路入口にはゲートがあり、入山料の徴収があります。登山道路はくねくねと曲がってつけられていますが、完全舗装でよく整備されています。また、沿道の桜や植栽も美しく価値ある有料道路と言えます。

 

4.四方山話

明治末及び大正2年(1913年)の火災で全山焼失したことにより、現存の建物の殆どは大正から昭和にかけて再建されました。

 


番外 花山院

花山法皇殿  薬師堂

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この寺の正式名称は「菩提寺」ですが、一般には通称名である「花山院」の方がよく知られており、多くは花山院菩提寺の名称で呼ばれます。

西国霊場を中興した花山法皇が、当山で隠棲生活を14年間送った後、41歳で当山で生涯を閉じたとされています。


1.アクセス

所在地  兵庫県三田市尼寺352
電話番号 079-566-0125

拝観時間 8:00〜17:00
納経時間 8:00〜17:00


1)駐車場

参道護持費・参道通行料として納経所にて500円を納めます。

2)境内図

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2.縁起

御本尊 薬師瑠璃光如来  創建白雉2年(651年)

当山は法道仙人が創建したと伝えられています。法道仙人は念持仏、仏舎利と鉄鉢だけを持ってインドから雲に乗ってこの地にきたと言われている伝説的な僧です。法道仙人は西国25番の清水寺や、西国26番の一乗寺なども創建したといわれています。
西国三十三霊場を開創した徳道上人が中山寺に埋めた宝印を掘り出し、それにしたがって西国霊場を中興した花山法皇が、巡礼の際に特に気に入った地として隠居生活を長く過ごした場所であり、いまもその菩提を祀っています。


3.みどころ

1)幸せの七地蔵尊

「薬師堂」の更に東側に「幸せの七地蔵尊」が安置されています。七体の地蔵さんは左手にそれぞれの役割を象徴するものを持っており、右手は参拝者が握って願い事を頼めるように差し出されています。

 

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2)眺望

「納経所」や「不動堂」の南側に「展望所」が設けられてます。この「展望所」から見た西~南部の展望は素晴らしく、左方に見える尖った山は高さ約370mの「有馬富士」、右方に見える湖は「千丈寺湖」です。

 

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4.四方山話

1)番外寺院

番外寺院と御朱印について、一般に札所寺院の巡礼で「番外」と呼ばれる寺院は、読んで字のごとくで、1番から始まる札所寺院の番号には入っていないお寺と言う意味です。
西国33所や四国88箇所などを巡礼する際、基本的に番号の付いているお寺をお参りすれば、それで「結願」とか「満願」したと言えます。

巡礼を結願する事と番外寺院への参拝は別物なので、西国三十三所の場合は、地理的なこともあり古来から関西地方の巡礼者が多く、関西地方で多くの参拝者を集めていた寺院などへも、西国三十三所の巡礼時に合わせてお参りする習慣が あったため、現在販売されている御朱印用の用品には、33ヶ寺以外に番外として御朱印欄が設けられている場合が多いのです。

しかしながら、番外寺院というのはあくまでも『1番から始まる番号の付いた札所寺院には入っていないお寺』ですので、巡礼を結願するにあたって、どうしてもそこに行く必要がある訳ではなく、 巡礼される方の考え方次第で、ご自分のお寺の本山にお参りしたり、番外寺院の欄に他の行きたい寺院をお参りすることは良くあることです。


まとめ

かくて、NEXCO西日本の西日本観光周遊ドライブパスによる2日間西国三十三所最北最西の巡礼、7札寺1番外寺は無事おわりました。
西国三十三所域内住民としましては、どこにお参りするにしてもあまりに身近すぎて、宿泊する気になれません。よって今回も自宅より出発することになりました。

なお、残念ながら、この周遊ドライブパスの企画は2021年2月1日にて終了しています。

 

 


 

 

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