映画『エントラップメント』渋い泥棒と美しい泥棒の罠の掛け合いです?!

この映画『エントラップメント(Entrapment)』は、監督ジョン・アミエルで、主演ショーン・コネリー、共演キャサリン・ゼタ=ジョーンズの1999年アメリカのサスペンスアクション映画です。

目次

 

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1.紹介

冒頭の高層ビル侵入や、パイロットのレーザーかいくぐりを見せられると『ミッション:インポッシブル』の亜流かと思っていると、案の定ヴィング・レイムスが出てきてますます判らなくなりました。

本作は、『ミッション:インポッシブル』の様子を呈しながら、主演が69歳のショーン・コネリーであることから、アクションはもちろん吹替えでしょうが、美術品泥棒とあって高尚な雰囲気を醸し出しています。

もちろん、30歳のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさは言うまでもありません。

公開が1999年であったこともあり、2000年問題によるコンピュータや機械の誤作動騒動を作品のクライマックスに盛り込んだ演出も見所です。


2.ストーリー

1)プロローグ

1999年、ニューヨークで、2000年まであと16日の日に、ある強盗は、超高層ビルの屋上からワイヤーで宙づりになり階下に向かいます。

目的の70階まで降下した強盗は、特殊な装置を取り付けて窓を移動させて警備システムを解除し”レンブラント”の絵画を盗み、それをクアラルンプールの美術品収集家コンラッド・グリーン(モーリー・チェイキン)に送るために郵便シュートに入れました。


2)罠の掛け合い

保険会社の調査員であるジン・ベイカー(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、美術品を盗む泥棒であるマック(ショーン・コネリー)の捜査をするために自身を泥棒であるといいマックに近づきます。マックはジンを信用し始め、スコットランドの自宅の城に彼女を呼びます。

ジンは中国のマスクという美術品を次の目標に狙っていることを明かします。マックはジンに仲間になるためのミッションを与え、ジンとマックは中国のマスクを奪う計画に同意します。

 

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マックの協力者であるティボドー(ヴィング・レイムス)に出会い、彼らのアジトから保険会社の上司クルーズ(ウィル・パットン)に途中報告をしますが、会話はマックに盗聴されていました。


3)練りに練った大仕事

ジンはマスクを盗み出すことに成功しますが、マックに問い詰められます。ジンは保険会社の調査員は目隠しで、泥棒が主な仕事であると明かします。ジンは銀行から大金を盗み出すという計画をマックに暴露します。8億ドルもの大金を2000年問題にまぎれて盗み出そうといいます。

 

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マックの仲間達とマレーシアのタワーにもぐりこむ計画をたてます。ティボドーはジンとマックの写真を取り、不審な行動をし始めます。クルーズはジンがマックを捕まえるために働いていることを確認します。

2000年へのカウントダウンの際、停電をおこした、銀行のタワーに乗り込んだジンとマックはコンピュータで大金を盗み、パラシュートを使って脱出を図ります。一つしかないパラシュートをジンに渡し、マックは翌朝に合流することを約束しました。

そして翌日、プドゥ駅で待ち合わせをするジンのもとにマックが現れます。しかし、ティボドーも現れFBIの捜査官であったことを明かします。2年前に捕まったマックはジンを捕まえるためにFBIに協力していたのでした。


4)エピローグ

しかし、一筋縄ではいかないのがマックです。マックはティボドーまで買収していて、ジンを好きになってしまったマックは、8億ドルうち1億ドルをFBIに返さずにジンにとっておいたこと明かし、ジンに拳銃を渡して自身が人質になって、彼女を逃します。

ジンはマックを盾に駅を逃げ出し、クルーズやFBI達が追いかけます。駅にはマック一人が残されました。

そこへ、彼らをかわしたジンは、電車を途中で降り、駅に戻ります。駅でマックと再開し、次の目標について話し始めるのでした。

 

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3.四方山話

1)ロケ地

ニューヨークで始まり、ロンドンからスコットランドの”ドゥアート城”、”黄金のマスク”が保管される世界遺産でもある”ブレナム宮殿”(ドラマではベッドフォード宮殿)、そしてクアラルンプールの”ペトロナスツインタワー”でのロケなど、世界の名所の美しい映像が印象に残る作品です。


2)評価

評価は低く、主演の2人はラジー賞にノミネートされ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは受賞してしまったものの、2人の魅力がヒットにつながったことは明らかで、北米興行収入は約8800万ドルに留まりましたが、全世界では約2億1200万ドルの大ヒットとなりました。


3)2000年問題(Year 2000 problem)とは

西暦(グレゴリオ暦)2000年になるとコンピュータが誤作動する可能性があるとされた年問題です。Y2K問題(ワイツーケイもんだい、Y は年 (year) 、K はキロ (kilo。千) )、ミレニアム・バグ(millennium bug)とも呼ばれました。

西暦2000年であることをコンピュータが正常に認識できなくなるという問題が主に取り上げられますが、グレゴリオ暦における置閏法を誤解して生じる問題もあります。

当時、想定された問題には、次のようなものがありました。

①発電、送電機能の停止や誤作動とそれに伴う停電
②医療関連機器の機能停止
③水道水の供給停止
④鉄道、航空管制など交通機能の停止
弾道ミサイルなどの誤発射。2000年に突入するタイミングに合わせて、Y2K問題にかこつけて故意にミサイルを発⑥射する国家が出るのではという懸念もあった。
⑦銀行、株式市場など金融関連の機能停止
⑧通信機能の停止

当時すでに、ビジネスや生活になくてはならなくなっていたコンピュータが、ダウンする、あるいは暴走する、かも知れないと大騒ぎになったものです。

企業の担当部署は1999年の大晦日から会社に泊まりこんだものでしたが、表立ってはほとんど何事もなく終わりました。


4.まとめ

ショーン・コネリーキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、歳の差39歳!。加藤茶が浮かんできます。アダルトなムードは漂わせつつも、さすがにそのロマンス模様は見ていてしんどかったのですが、スリリングな怪盗サスペンスとして楽しめる内容になっていました。

 

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