映画『燃えよドラゴン』これぞ伝説のカンフー映画!誰もが憧れました!!

この映画『燃えよドラゴン(Enter the Dragon)』は、1973年に公開されたブルース・リー主演のカンフー映画です。

目次

 

 

1.紹介

ブルース・リーの遺作でもあり、1970年代初頭に日本中でカンフー・ブームが巻き起こるきっかけとなった作品でもあります。

本作の日本公開時には既にブルース・リーは死亡していて、それも話題となりブームに火をつけました。

アメリカ人キャストで、ジョン・サクソンジム・ケリーも加わり、無名時代のジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポーが端役出演しています。

2004年に、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品です。


2.ストーリー

1)プロローグ

香港で、”無”の技を極めた、哲学的思考の少林拳法の武道家である高弟リー(ブルース・リー)は、模範試合で拳士(サモ・ハン・キンポー)を難なく倒しました。

 

 

師と話したリーは、門下生のハン(シー・キエン)が、知識と技を野望のために使い名を汚したと言われます。名誉を取り戻すようにと指示されたリーは、ある人物に会うよう指示されました。

イギリス情報局のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィークス)と話したリーは、ハンが開催する武術トーナメントへの出場を要請されるのでした。


2)武術トーナメント

その後リーは、同じ少林拳法門弟のハンが、世界中の武道の達人を集結し、武術トーナメントを3年ぶりに要塞島で開催することを知らされます。

ハンが、美女を麻薬漬けにして世界中の富豪に売っている証拠を手に入れるために、リーはブレイスウェイトから協力を求められました。

島には、銃は持ち込めず、情報収集が目的だと言うブレイスウェイトは、2か月前に女性諜報員メイ・リン(ベティ・チュン)を潜入させていることをリーに伝えます。

リーは、要塞島に向かう船で、3年前に妹のスー・リン(アンジェラ・マオ)が自害したのが、ハンのボディーガード、オハラ(ロバート・ウォール)らに襲われたためだと知らされていました。

トーナメントの招待者には、マフィアから借金で追われているローパー(ジョン・サクソン)や、その知人で警官に暴行して逃亡したベトナム帰還兵のウィリアムズ(ジム・ケリー)らのアメリカ人もいました。

ローパーとウィリアムズは、ニュージーランドパーソンズ(ピーター・アーチャー)や、物静かなリーを気にするのでした。

 



3)要塞島

島に着いたリーらは、タニア(アーナ・カプリ)に歓迎され、ハンの部下であるボーロー(ヤン・スエ)に監視されました。

タニアに案内されたリーらは晩餐会に招かれ、姿を現したハンは招待者達を歓迎し、彼らに女性を手配します。

ウィリアムズは複数を相手にして、ローパーはタニアを選びました。リーは、祝宴の余興で自分に林檎を渡したメイ・リンを指名し、部屋に現れた彼女から、何も情報を掴んでいないことを確認するのでした。

翌日、ハンの指示でトーナメントが始まり、ローパーとウィリアムズは、実力の違いを見せ付けます。

その夜、ローパーはタニアと楽しみ、ウィリアムズは禁止されている外に出てしまいます。

密かに島の内部を調べだリーは、地下に麻薬工場があることを確認しました。

外に出ていたウィリアムズは監視に見つかり、何者か(リー)を目撃します。

翌日、ハンは不審者がいたことを参加者に伝え、見せしめのために、監視を怠った者達をボーローに殺させました。

ウィリアムズに声をかけたハンは、彼を牽制します。

その後もトーナメントは続き、リーは妹を殺したオハラと対戦することになりました。

オハラを圧倒したリーは、卑怯な手を使おうとする相手を容赦なく殺害します。

オハラは我々の名誉を汚したと言って、ハンは立ち去りました。


4)ハンの悪事

ハンに呼ばれたウィリアムズは、昨夜、外に出たことで不審者と疑われます。

それを否定するウィリアムズは、他にも外に出た者がいることを伝えるものの、現れたハンの部下に襲われました。

男達を難なく倒したウィリアムズでしたが、ハンの義手の鉄拳により殺害されました。

ローパーを拷問道具などが展示される博物館と地下の麻薬工場に案内したハンは、アメリカに販路を広げるためのパートナーになることを提案しました。

返事を渋るローパーは、ウィリアムズの死体を硫酸の池に落すのを見せられ、已む無くそれに従わざるを得ませんでした。

その頃、リーは再び工場に侵入して、ハンの犯罪の証拠を掴み、情報局に無電連絡をします。

侵入を知られたリーは、襲い掛かる男達を次々と倒しますが、ハンに捕らえられてしまいました。

翌朝、リーからの連絡を知ったブレイスウェイトは、要塞島に部隊を派遣します。

リーとの戦いをハンから強要されたローパーはそれを拒み、最強の男ボーローと戦うことになりました。

相手をしようとするリーを制止したローパーは、ボーローを倒します。

 


5)死闘

ハンは、リーとローパーを殺すよう手下に命じて、その場で乱闘が始まりました。

一方、メイ・リンが地下に囚われていた者達を解放し、彼らは戦いに加わります。

リーとハンは相対することになり、ハンは屋内に逃れました。

屋内の博物館に向かったハンは、凶器の義手を付けてリーに襲い掛かります。

鏡の部屋に逃げ込んだハンを追い詰めたリーは、死闘の末に彼を倒しました。

 



6)エピローグ

その後、リーが、ローパーの元に向かうとハンの手下達を全滅させていました。

そこへ、遅ればせながら、情報局の援軍ヘリコプターが島に到着しました。


3.四方山話

1)総決算

本作のアクションはそれまでの主演作の総決算的な要素があり、『ドラゴン危機一発』(1971年)の李三脚、『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)の連環八腿、『怒りの鉄拳』のヌンチャク、『ドラゴンへの道』(1972年)の長棍、『死亡遊戯』(1978年)のカリなどで、、ユン・ワーのスタントによるアクロバットアクション『怒りの鉄拳』、血舐め『危機一発』等、ブルース・リーアクションのエッセンスが凝縮されています。


2)吹替え

リーの主演映画は北京語版も英語吹替版も、当時の香港映画の通例どおり全て声優による吹替ですが、本作の英語版のセリフは全てリー本人の肉声です。

本作の音声は同時録音もされていましたが、完成作品はオールアフレコになっており、同録音源は現在、行方不明となっています。


3)アメリカ資本

本作は、ゴールデン・ハーベストの傘下でリーが主宰するコンコルド・プロダクション(香港)とワーナー・ブラザースアメリカ)の合作を経て1973年に公開されました。

アメリカ資本が入っている作品だけあって、人気テレビ・ドラマ『スパイ大作戦』のメインテーマや、『ブリット』(1968年)、『ダーティハリー』(1971年)などで当時ハリウッド大活躍していたラロ・シフリンが音楽を担当していて、その素晴らしい楽曲と共に中途半端な作品でないことの証明でもあります。


4.まとめ

ブルース・リーの鍛え上げられた肉体や、鋭い技の数々、「北斗の拳」のケンシロウ他にもオマージュされた甲高い掛け声、相手を見据える時の不敵な表情、等々、誠に存在感があって、観るものを感動させ、なにはともあれ、それが本作の魅力に他ありません。

 

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