桜の季節到来!奈良県で桜も観れる名所めぐりドライブ?!

 

『 大和は 国のまほろば たたなづく 青がき 山ごもれる 大和し うるはし 』


奈良盆地の美しい風景を古事記で詠われたものです。

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今回目指す多武峰談山神社や明日香村石舞台は桜の名所であるとともに、そういういにしえの時代から現代までの時間を背負って、今もなお魅力的な景観を見せています。

 

目次

 

西方の大阪方面からのコースは、西名阪自動車道松原ジャンクションより約20分、東方よりの名古屋方面からは、東名阪自動車道から名阪国道を経て、亀山インターチェンジから約1時間の天理インターで降り国道169号線を南下することになります。


天理ICあたりから桜井市までは、その昔歴史探訪ハイキングとして、もてはやされていた「山の辺の道」に沿っていて、国道沿いにはそこここに古墳や神社の案内板が立っています。奈良盆地のお盆のヘリを行く感じで、大阪府との境をなす生駒山二上山葛城山とお盆の向こう側のヘリまで見渡すことになります。

 

1.大神神社(おおみわじんじゃ)

左手に、大和富士と地元民が言う秀麗な三輪山を仰ぎ、日本最古の神社の一つとして名高い大神神社の大鳥居のあたりはもうすでに桜井市に入っています。

大神神社(おおみわじんじゃ)/桜井市ホームページ

大三輪の神は国造りの神様、また医療、酒造、方除等、人間の生活全般の守護神として、大和の国一の宮三輪明神として親しまれている。本殿 は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し、三輪山を拝するという、原初の神祀り方

 

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     大神神社大鳥居               大神神社拝殿

 

2.安倍文珠院

ちょっと寄り道するなら、日本三大文殊さまの一つ安倍文珠院があります。ご本尊は快慶作の木造騎獅文殊菩薩で、7mあり日本最大の大きさで、4体の脇侍像(善財童子像・優填王像・維摩居士像・須菩提像)が取り囲み、これら渡海文殊群像は5体全て国宝となっています。


仏像・古墳と見どころの多い文珠院ですが、寺院を彩る風景もまた美しく、コスモスの花が有名で、浮御堂を背景に風に揺れる可憐な花が眺められます。春は春咲きのコスモスが咲き乱れ、秋には30種以上のコスモスで作られた迷路が楽しめます。


また、阿部晴明ゆかりということで合格祈願や魔除けのために訪れる人も非常に多いところです。

 

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       安倍文珠院              文珠池と金閣浮御堂

 

3.聖林寺

さらに名刹聖林寺に立ち寄るのもおすすめです。霊園山(りょうおんざん)・聖林寺は、大和・桜井の街外れ、多武峯街道がようやく山ふところに入ろうとするとき右手に見える談山山系の前山・安部嶋山の中腹にあって、静かな落ち着いた、たたずまいを見せる山寺です。つまり、この寺は大和盆地の外周の東南端に位置するわけです。


国宝十一面観音さまの優美なお姿も一見に値しますが、子安延命地蔵菩薩像が安置されていて、丈六の石仏としては大和第一の大きさで、安産と子授けの地蔵として広く信仰を集めています。


ここから望む三輪山と盆地の景観も又捨て難く、小高い所にあるだけに、門前から北を望む眺めは又格別で、通ってきた、三輪山の美しい山稜、それに箸墓など古代大和の古墳が散在する盆地の東半分が絵巻物のように展がります。

 

ここからは奈良の都はさすがに遠いけれども若草山焼の時には赤い炎が北の空を明るく染めて燃え上がるのをはっきり認めることができると言います。

 

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        少林寺               少林寺北方遠景

 

さて、桜井市街を抜けると県道37号線は山道となり多武峰談山神社へ登って行きます。両脇から緑の壁に押し付けられる様な細い道はスムーズな対向が難しいところもあり、春の桜、秋の紅葉の季節は渋滞となり休日を避ける方が賢明です。

 

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談山神社への手前で県道155号線に入りますが、そのまま県道37号線を直進すれば吉野方面、左折しトンネルを抜ければ大宇陀への道となり、いずれも歴史満載、桜の名所があちこちにあります。

 

4.多武峰談山神社

談山神社のいわれは、中臣鎌子(後の藤原鎌足公)は強い志を抱いて、国家の正しいあり方を考えていました。たまたま飛鳥の法興寺(今の飛鳥寺)で蹴鞠会(けまりえ)があったとき、聡明な皇太子として知られていた中大兄皇子(後の天智天皇)にまみえることができ、西暦645年の5月、二人は多武峰(とうのみね)の山中に登って、「大化改新」の談合を行いました。 後にこの山を「談い山」「談所ヶ森」と呼び、談山神社の社号の起こりとなりました。


談山神社の見どころは十三重の塔、拝殿など戦前にお札の図案にされたようなものや数々の重要文化材の建造物が見どころではありますが、何といっても桜や紅葉に囲まれた風情が大勢の人を呼び込みます。シーズンには数か所に臨時の駐車場が増設されますが、早くから満杯になるぐらいの人出になります。

 

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      談山神社拝殿              木造十三重塔

 

 ここからは、2009年に開通した県道155号線に入り、飛鳥の里石舞台へ向かいます。結構なワインディング道路で所々に滑り止めの溝を切ったところもあります。多武峰飛鳥間のハイキング道路と交差するところが数カ所あり注意を要しますが、開けたところから見える奈良盆地南端の大和三山、金剛葛城連山の遠望はちょっとしたものです。

 

飛鳥の地名については、1956年の合併によって明日香村がうまれるまではこの地域に飛鳥村があり地方自治体の名称として飛鳥は存在しました。また、現在においても明日香村の大字(おおあざ)として飛鳥という地名は存在しています。

 

5.石舞台

石舞台は、昔を知る人は田んぼの中におっきな石がごろんとあっただけ、と言いますが、今は、石舞台に空堀を配して50本の桜がぐるりと取り囲み、ちょっとした景観を作っています。4月初旬から中旬にかけてはライトアップされ、幽玄の世界が現出します。曽我馬子の墓との伝承ですが、こんな石をどこから持ってきたのか、その威勢がしのばれます。

 

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     石舞台          石舞台石室      石舞台から後方駐車場


ここまでくれば、日本最古の飛鳥大仏を拝み、甘樫丘(あまかしのおか)に上って、飛鳥の里を眺望して古代人の気分を味わうのも一興です。

 

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       飛鳥寺          飛鳥大仏      甘樫丘から西方の眺望

 

帰路は、県道155線を飛鳥の里から橿原神宮を経て国道165号線から、京奈和自動車道(無料区間)、西名阪道路郡山ジャンクションとなりますが、この京奈和自動車道は奈良盆地のど真ん中を大和郡山市から橿原市まで高架で貫いていて、制限速度80キロで走っていると、まるで奈良盆地上空を飛んでいるような気分になります。

 

6.まとめ

今回は、名阪国道天理インターチェンジから時計回りでしたが、逆回りで、橿原神宮から飛鳥へ入るのも面白いでしょう。


飛鳥の里を含め、大和の国については、個人の興味やアプローチによって様々な顔をみせてくれます。短い紙面では語り尽くせませんが、ぜひご来訪の上、お気に入りの場所を見つけて下さい。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。