映画『追跡者』!よくできた『逃亡者』のスピンオフ映画です!!

前作『逃亡者』と同じく物語は、追跡される者が事故によって逃亡するところからスタートダッシュします。今回は、飛行機の墜落事故となりますが、ボーイング727が使われていました。

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この飛行機はT字尾翼、3発ジェットの中型旅客機でこの時代の人気旅客機でした。逃亡者マーク・J・シェリダン(ウェズリー・スナイプス)の暗殺が失敗して機体に穴があき、道路に不時着することになりますが、見事に着陸したものの、道路わきの電柱に引っかかって大破し真っ逆さまで川に突っ込んでしまいます。

 

この飛行機、日本では全日本空輸日本航空で60数機運用され、特に全日空では橋幸夫吉永小百合が歌うイメージソング『そこは青い空だった』(ビクター)が発売されたほどでしたが、全日空羽田沖墜落事故、全日空機雫石衝突事故と遭遇し、日本航空史上初のハイジャック事件となった日本航空の「よど号ハイジャック事件」ほか、6回に亘りハイジャックの被害を被ってしまいました。

 

とまあ、今となれば時代を感じさせる映画ですが、サスペンスとアクションは前作『逃亡者』に勝るとも劣らず、サミュエル・ジェラード連邦保安官上級代理(トミー・リー・ジョーンズ)の活躍が目玉のスピンオフ映画として成功しています。

 

この映画のもう一つのスピンオフがジェラードと、その部下たちが使用している拳銃のグロッグ17です。ジェラードがベレッタを「オカマの使う銃」とこき下ろしたり、安価な拳銃を持っていた部下に「グロックにしろ」と諭すシーンもありました。

 

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グロック社は元々銃器メーカーではないため、その機構や設計思想はそれまでの軍用拳銃のスタイルにとらわれないもので、発表当時は特殊な機構や材質、デザインから敬遠されましたが、現在では軍用、警察用として本国のオーストリア以外にも、フィンランドスウェーデン、インドやアメリカのFBIなどの法執行機関に採用されています。

 

開発は1980年頃から進められ、1983年に「Pi80」の名前でオーストリア軍の制式拳銃として採用されました。この民間用モデルとして、1985年にアメリカで販売されたものがグロック17となります。17とは、当時としては多かった17発の装弾数をアピールしたものだと言う説や、製作するにあたって獲得した17件の特許の数であるという説、また、グロック社の17番目の製品であるなどの説があります。

 

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さて物語は、交通事故にあったウォレン(ウェズリー・スナイプス)の車から拳銃が見つかり、病院に送られたウォレンは簡単に逮捕されてしまいます。実は彼の名は偽名でシェリダンといい、元CIAの特殊工作員で2人の捜査官を殺した罪で追われていたこともわかり、ニューヨークへ移送されることになりました。

 

他の囚人とともに飛行機での移送となりましたが、そこにひょんなことから囚人を移送する仕事をしなければならなくなったジェラードが現れ囚人達を連れて飛び立ちましたが、シェリダンを狙った囚人の放った銃弾が機体に穴を開けてしまい飛行機は不時着し、川に突っ込んで大破してしまいます。ジェラードの囚人を助けて逃亡を阻止する奮闘もむなしく、シェリダン1人が逃亡してしまいます。

 

ジェラードは部下をシェリダン追跡のため集めますが、外交保安局ラム局長が現れ自身の部下ジョン・ロイス(ロバート・ダウニーJr)と組むように言われ、仕方なしに同行を許可することになりました。

 

ここでジェラードはロイスの銃を見て、艶消しのグロッグを持つ様に勧めました。その後、川でシェリダンを捜索していた時、ロイスがシェリダンを発見するのですが、シェリダンはロイス人質にし銃を奪います。そこに駆けつけたジェラードがその銃で撃たれてしまいました。

 

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ここから逃げるシェリダン!追うジェラード!何か臭うロイス!三者が絡み合うサスペンス!『逃亡者』以来の部下ノア・ニューマンが、シェリダン追撃のさなかに銃で撃たれて死んでしまいます!

 

果たしてシェリダンは逃げおおせるのか?!
ジェラードは本当の悪を見抜くことができるのか?

 

この映画、ウェズリー・スナイプスの逃亡アクションと若き日のロバート・ダウニーJrの冷徹な演技、もちろんトミー・リー・ジョーンズのいかにもできる捜査官の演技が見どころで、小道具の拳銃グロッグ17が銃器ファンの琴線をくすぐりました。

 

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