『四国八十八ヶ所』、車でお遍路、古希まじかCOPDオジサンの旅?!ついに満願!!香川・高野山編

お遍路の初日、10番切幡寺の333階段で先行きを危ぶみ、何度もここまでかという思いをしたものの45番岩屋寺もなんとかお参りでき、ついに最終段階になってきました。

 

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前回で概ね難所は終え、今回は件数が最も多くなり効率のよい巡拝がカギとなると見通していましたが、なんのなんの初日は15札所で万歩計は1万4千歩を超え最もハードなものとなりました。

交通手段もロープウェイありケーブルカーありシャトルバスありと躊躇いもなく利用しましたが、これが歩き遍路であったならと思うとゾッとします。

 

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前回残した4ヶ所を加えても1泊2日で61番から88番まで消化できそうでしたが、二日目に余裕を残し、あくる日は88番大窪寺の結願、1番霊山寺の満願、高野山のお礼参りまでのお遍路となりました。

  

目次

 

1.讃岐(涅槃の道場)とは

ここ讃岐の国(香川県)の札所は、涅槃(ねはん)の道場(解脱の境地に達し、悟りに至る旅)とされています。涅槃とは、煩悩を滅ぼして悟りの境地に達すること。結願(けちがん)までの終焉を飾るにふさわしく、弘法大師空海ゆかりの寺が多いのも特徴です。


2.讃岐(涅槃の道場)の国お遍路

香川県にある66~88番までの寺院一覧

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3.讃岐の国お遍路ご本尊真言

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4.讃岐の国(香川県)+愛媛県4件の車お遍路順路.

要領

・各寺の納経所は62番を除いて基本的に7時から17時までとなっています。したがって、納経所が開かれる7時までお参りを済ませ少しでも時間を稼ぎます。
・移動時間はGoogle Mapに依っています。寄り道せずに次の札所までのおよその時間です。
・自動車移動に際して、カーナビには電話番号登録で概ね問題なく登録できました。
・62番宝寿寺は納経所が8時に開かれるとのことで64番から61番までの逆打ちを予定しましたが、7時40分時点で朱印をいただくことができました。
・例によって、タイトな予定のため、忘れ物や落とし物があると絶望的な展開になります。くれぐれもご注意のほどを。
・ちなみに各寺における所要時間は駐車場から階段があったりするのでCOPD持ちにはけっこう辛いものもありましたが概ね30分の計画でなんとか参拝できました。
・自動車遍路にこだわらず前述の様に使える交通手段はすべて使いました。なお、徳島・和歌山間は南海フェリーを利用したところ2時間余りの完全休養(睡眠)の時間がとれました。
・初日64番前神寺に6時30分に入り2泊3日の17時までに高野山奥の院で終了しました。結局のところ、愛媛、香川、徳島、和歌山の大移動となりました。

 

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5.今一度、車お遍路がおすすめできないケース

・運転技術に自信がない人

・車の運転の経験年数が少ない人

・山道の運転経験が少ない人

・道を譲る際の後進が苦手な人

縦列駐車ができない人

・大型車の人(3ナンバーOK、キャンピングカー無理)


6.伊予の国(愛媛県)車お遍路の難所

まさに辺地の65番三角寺は道路整備が行き届き、66番雲辺寺はロープウェイ、85番八栗寺にはケーブルカーと難しいところはこれらを利用すれば楽に参拝できるようになっています。

それでもどこの札所への道はただただ狭く、大昔の先人の後をクルマで巡ること自体が無理を強いていることに間違いはありません。狭いと嘆くこと自体がおこがましく感じます。道端のカーブミラーと左ドアミラーを見て対向車と道幅の確認が必須となることに間違いはないでしょう。


7.トピックス


1)62番 宝寿寺にて

四国八十八ヶ所霊場会」という組合のようなものがあって、第62番札所「宝寿寺」が非協力的ということのようで揉めてるとのネット情報があって前述のようにこの部分を逆打ちにしましたが、ネットでは61番で今回は63番で非難の声をききました。

なにか62番さんが挟み撃ちにあっている様で、どちらに非があるのか解りませんが今回は普通に参拝できたものの、このいざこざはかなり根深いもののように感じました。これを御大師様はどのように観てらっしゃるのでしょうね。

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2)70番 本山寺にて

この日、本山小学校の5年生が先生引率のもと「お接待」の実習を行っていました。年2回ほどこういった活動をしているとのことでしたが、テントを建てて、飴・ドリンクを勧められ、本山寺の由来を説明してくれました。また、他の生徒たちは本堂の縁側を雑巾がけしていました。

こうして四国八十八ヶ所お遍路の環境を養っているのでしょう。たまたまこの時に居合わせたことを喜びました。

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3)71番 弥谷寺にて

ここで「中先達」さんという人に出会いました。誰かの案内や我々の案内でもなくご自分のお遍路のキャリアとしてらっしゃるようでしたが、何かにつけて親切に説明してくださっていました。

四国八十八ヶ所霊場会」の定めるところによる公認先達とは、大師信仰に篤く、別格霊場の興隆に寄与された方に対し、霊場会が公式に授与する資格のことで、公認先達の称号には、(準先達)、先達、権中先達、中先達、権大先達、大先達、特認大先達があります。

道案内やその他、巡拝道や札所寺院に関わる知識を身につけ、適切な指示や助言も行います。そして、公認先達に認定されると認証として朱色の金剛杖の他、専用の巡拝用品が授与されています。

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4)高野山 奥の院にて

昔、中学校の遠足か林間学校で高野山に来たこともありましたが、この度、四国八十八ヶ所お遍路の無事終了のお礼参りで参拝すると、その静寂と威厳は、霊場と言う名にふさわしい荘厳たるものでした。

途中、同病の慢性閉塞性肺欠陥(COPD)を病んでいるのか酸素ボンベを引きずっている人が小休止のためたたずんでいました。それを見てよくぞ、88札所を無事巡拝でき、お礼参りで奥の院に居る、今更ながらに達成感がヒシヒシと沸いてきました。

 

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8.まとめ

さて、四国八十八ヶ所のお遍路は無事終了しました。坂道や階段を登るのに人の3倍の時間がかかるCOPD持ちですが、一泊二日を3回と二泊三日を1回で巡り切ることができました。

できる限りネットで情報を集め、YouTubeで経路や道路事情を確認しましたが、何と言っても年金受給者の特権でウィークディに限って行動できたことが短期間で結願できた要因でしょう。

それと、息があがってもうこれまでかと何度も思いましたが、もう一息頑張ってみようと思えたのはこのお遍路ならではなのかも知れません。

後から知りましたが、弘法大師ご詠歌にありました。

「あなうれし ゆくもかへるもとどまるも われはだいしと ふたりづれなり」

                                   合掌