映画『ダ・ビンチ・コード』この難解な映画のネタバレ虎の巻?!

 

ダ・ビンチ・コード』はミステリーか?サスペンスか?と言われると、さて?なのですが。そもそもミステリーとサスペンスの区別そのものが難しいものですからなんとも言えません。

 

「ミステリー」を物語の最後まで犯人や謎がわからず、謎を解く課程に主眼を置いた物語がミステリーとして、「サスペンス」を物語の冒頭で犯人や謎が明らかであったり、見ている人に緊張感や不安感を与えることを主眼に描かれたものがサスペンスなのでしょう。

 

詰まるところ、観るものをドキドキさせるのがサスペンスならば、すべてのドラマがサスペンスと言えなくもないことになります。

 

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で、この映画『ダ・ビンチ・コード』は最初にルーヴル美術館の館長ジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)がオプス・デイの崇拝者シラス(ポール・ベタニー)に殺されるところから始まりますので、大筋でサスペンスで、その死体のダイイング・メッセージから始まるこれでもかこれでもかの謎解きの連続はミステリーなのでしょう。

 

物語は日本人に馴染みの薄いキリスト教イエス・キリストに関するものなので歴史や背景を知っていないと当然に難解になってしまいます。

 

結論は、二つの組織と一人の黒幕がキリスト教の聖書にも記された失われた聖遺物の聖杯を巡っての争奪戦で、それに巻き込まれた主人公ハーバード大学教授ロバート・ラングドントム・ハンクス)とフランス警察の暗号解読官ソフィー・ヌヴーオドレイ・トトゥ)が謎解きをしながら展開するストーリーとなります。

 

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そこで登場人物と属する団体組織を整理してみます。


カソリック教会=オプス・ディ

 →シラス、アリンガローサ司教(アルフレッド・モリーナ)

  ファーシュ(ジャン・レノ

オプス・デイは、キリスト教ローマ・カトリック教会の組織のひとつで、属人区であり、世俗社会での自らの職業生活を通して、自己完成と聖性を追求することを目的にしており、仕事や家庭生活など、日常生活のあらゆる場面において、キリストと出会うように援助する組織ですが、この物語では、極端な部分をもって、カルト集団、超保守的なキリスト教秘密結社とし、自分を鞭打ったり、シリス(トゲ付きベルト)を身に着けて、キリストと同じ苦しみを課して罪を贖ったりする集団としています。


シオン修道会

 →ジャック・ソニエール、ロスリン礼拝堂に集まった人々

シオン修道会は、1099年に設立されたヨーロッパの秘密結社であり、実在する組織ではありますが、1975年、パリの国立図書館が『秘密文書』として知られる資料を発見し、シオン修道会の会員多数の名が明らかになって、そこには、サー・アイザック・ニュートンボッティチェルリヴィクトル・ユゴー、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチらの名前が含まれているとしています。


③この事件の黒幕

 →リー・ティービング(導師)

聖杯の歴史を研究して、修道会の伝説に人生をかけている、リー(イアン・マッケラン)は、シオン修道会が「新世紀を迎えた時にキリストの継承者の存在を公表する」という方針を反故にしたことに反発し、陰の議会を利用しオプス・デイを通じて聖杯のありかを暴き出そうと企みました。

 

では、ローマ・カトリック教会=オプス・ディとシオン修道会の歴史的対立とこの物語の核心は。

 

それは聖書にも記される失われた聖遺物、聖杯を巡る確執で、長い歴史の中で何度も繰り返され、しかし明るみに出ることなく隠された戦いでした。そしてダ・ヴィンチもまた、作品を通じて暗号(コード)を残し、それにはキリスト教の歴史を根底から覆す意味が隠されているという解釈です。

 

著名な壁画「最後の晩餐」でダ・ヴィンチは聖書では生涯を独身で終えたはずのイエス・キリストが、じつはマグダラのマリアと呼ばれる女性と結婚をしており、磔にされたとき、彼女はキリストの子供を身ごもっていた、とにわかには信じられない説があるとしています。

 

キリストの死後、マリアは女児を生み、その女児はキリストの継承者となりましたが、男性を権威の根源とし、偉大な男の生涯がウソであったとすることのできないカトリック教会の高い地位をもつ秘密メンバーである陰の議会は彼女の存在を否定し、キリストの血を絶つために魔女狩りを行いました。その後、マリアの遺体と彼女の子孫はシオン修道会によって秘匿されたということになります。

 

そして、ソニエール館長の殺人によって開けられた秘密の扉は、ラングドン教授によって、ソフィーが聖杯=キリストの末裔であることにたどりつきます。

 

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更に、聖杯が失われたことによって、マグダラのマリアの遺骸の行方も知れなくなったもののラングドン教授ははソニエール館長の謎かけにローズラインの下にあることに気付きます。事件が起こって最初にルーヴル美術館に来た時にファーシュがパリの顔にできた傷跡と呼んだピラミッドの下にマリアは、眠っているのでした。

 

いかがでしょう?やはり日本人にはなんとなく理解はできてもそぐわないストーリーで、異質なエピソードの多さがよけいに分かりにくくしています。興行収入の多さは謎解きのための要した時間と回数だったのでしょうか?

 

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